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2013年2月20日水曜日

ロシアより愛を込めて〜"From Russia with Love" tour

スノーストームの後、また雪が降りました。
もう雪にはすっかり慣れてしまい、外が一面銀世界でも「あ、今日雪だね」という感じです。あ、雨が降ってるね、という感覚と同じになって来ました。

さて、突然ですが、私はロシア好きです。
中国も好きです。
大きい国が好きなのかもしれません。歴史や政治がダイナミックなので。
でもロシア好きにはかなりマンガの影響があるのは否めません。ずばりオルフェウスの窓(池田理代子)のユリウスやらクラウスやらユスーポフ候やらに、ロシア革命前後の歴史は教わりました。
米原万里や佐藤優やドストエフスキーやゴーゴリも好きですが、入門はやはりオルフェウスなんだろうな〜。

ここボストンはロシア人が多く住んでいます(10万人ほどとのこと)。
移民自体も多いそうですが、なんでも近所のロシア語書籍ばかりを扱う書店のお客さまで圧倒的に多いのは、ロシア人の養子をもらったアメリカ人養父母だそうで、養子にした子どものために、ロシア語の絵本を買って行くそうです。
(昨年末、経済制裁への対抗措置として、アメリカ人がロシア人のこどもを養子にすることを禁止する「ジーマ・ヤコブレフ法案」が成立したので、状況は今後変わってくるのかも。この知識、2分前にネットで仕入れました。絵に描いたような付け焼き刃です)

さて、密かにロシア好きな私ですが、日本にいる時はネットを見たり本を読むくらいしか情報収集の手段がありませんでした。
なのでアメリカに行ったら、何かロシアに関するクラスを取りたいなあ〜と思っていました(ただしロシア語以外のクラス。ロシア語まで勉強する根性は無し…)。

アメリカでは、Adult Educationが盛んです。
日本で言うカルチャースクールとお稽古事と英会話教室がミックスされた、外国人でも気軽に受けられる講座が、各自治体によって主催・運営されています(校舎は教会やら学校を利用している)。割りと値段も手頃です。
(Adult schoolと言ったり、Adult educationといったり、地域によってさまざまです)。
しかし、語学以外のロシアに関する講座って意外と無いんです。
諦めかけたその時、私の住むBrookline(あっ言っちゃった)の隣、CambridgeのAdult education schoolに、素敵な講座を見つけました。

ずばり、
From Russia with Love: A Walking Tour of Russian Cuisine
要は、近所のロシア料理屋さんやら、お店やらを食べ歩こう!というツアーです。
007の映画のタイトルをシャレでもじってる所がニクい。
3時間のツアーに参加して来ました!

集合場所はWhole Foodsというスーパーマーケット。
そこに集まり、まずは自己紹介から。
今回の参加者は、カトリーナさんというロシア人の先生(アストラカンというところのご出身)、アメリカ人の老婦人2人組、アメリカ人夫婦(奥さんは見た目アジア系だけど、おそらくアメリカ育ち)、私ひとりという構成。老婦人の1人は、ロシアに何度も行った事があるそうです。ボストン大学で35年も教鞭をとっていらしたという方でした。
注☆英語が聞き取れなかった所が多々あり、間違ってる説明もあるかもしれません。スミマセン。

まずは、スーパーマーケットで説明。
ロシアのサラダでは、キュウリとトマトで構成される。ロシア人は貯蔵のきく野菜(かぶやじゃがいも)を主に買う、など。
また、魚屋さんの前では、特に好きな魚はサーモン。身の色の黒いサーモンは、よく泳いで筋肉が多くおいしいのだと教えてもらいました。黒っぽいのは品質が落ちてると思ってたのですが、そうじゃないんですね。
その後、ロシアっぽいものをスーパーで探して!と言われて5分の時間を与えられましたが、何がなにやらさっぱり。
その後、今日初めての試食タイムです。
ふつうにスーパーの駐車場の一角

ロシア人の代表的な朝食の材料。手前がケフィアのボトル。濃い飲むヨーグルトという感じ。

スモークサーモンのオープンサンド。これをたぶんワタシ一人で4つくらい食べました。

ロシア料理の代表、黒いパンとスモークサーモン、ケフィア(濃い飲むヨーグルトみたいなの)をいただきです。

ここはスーパーマーケットの駐車場(もちろん外)。気温はたぶん−1℃くらい。でも気にしない。さすがアメリカ。
ロシアでは、サンドイッチはすべてオープンサンドで、あんまりパンを食べないそうです。朝食によく食べるオープンサンドだそうです。

アメリカ人は、ケフィアは結構気に入ったようですが、スモークサーモンのオープンサンドはあんまり…のようでした。
私は、ここぞとばかりに食べましたよ。スモークサーモン。

その後移動して、あらあら素敵なレストランへ…。
いきなりアルコールです。さっすがロシアグルメツアーです。
左が水、右がウオッカの入ったグラスです。まずこの2つだけ出されました。


「ここでウオッカの飲み方の説明でーす」
ガイドのカタリーナさんは言いました。
「ウオッカは絶対に薄めません!なので、ウオッカは一気に喉に流し込みます。なぜかというと、アルコール度数が高いので、ゆっくり飲むと喉が焼けるからです!」
ええと、薄めないのはどうしてでしょうか?
喉が焼けないように水で割るという提案をしたロシア人はいないのでしょうか?

ここで、ウオッカの素敵な飲み方を教えてもらいました。
(1)まず、キュウリのピクルスのオープンサンドの匂いをかぐ
(2)ウオッカを一気にあおる
(3)再度、キュウリのピクルスのオープンサンドの匂いをかぐ
これで、気管にこもったウオッカの匂いが中和される、そうです。

キュウリのピクルスのオープンサンド。ピクルスの下は、チーズじゃなくて分厚いバターです。


ええと、薄めればいいのではないでしょうか?
匂いが中和されたとはいえ、胃に入るアルコールは一緒ではないでしょうか?

あと一つ気がかりな事があり、参加者のみなさんに聞きました。
「ワタシ、今日車で来てるんですが、アルコールは大丈夫なんでしょうか?」
「あら、私も車よ!大丈夫よ、時間がたてば大丈夫!」
「ちょっとだし、大丈夫だよ!」
皆さん素敵な方ばかりですね。




その後、カトリーナさんのウオッカについての説明は止まりません。

・水:ウオッカが4:6なのがベストバランスだそう。よってウオッカはアルコール度数60%が基本なのだそうです(水割りの話ではありません、100%のアルコールを6割にするとおいしい、っていう話です)。
・ウラジミール1世が、国教をイスラム教かキリスト教にするか迷い、結局キリスト教にした理由は、イスラム今日は飲酒を禁じていたから
・ワインは、ぶどうだけでなく、さくらんぼやベリー類からもつくる(要はなんでもアルコールにしちゃえっと)
・ ビールは、0〜6というレベルがあり、レベル6はアルコール16%。基本的にビールはコーラの仲間の扱いで、ペットボトルで売っている(でも日本では紙パックでお酒を売ってるから、日本酒は牛乳の仲間ですね。しかも自動販売機もあるんだよ、って言いたかったのですが言おうと思ったら次の話題に移ってました。英会話してるときよくあるシチュエーションです)

とにかく、ウオッカの説明が一番熱がこもって長かったです。
カタリーナさんおすすめは、SKYYだそうです…。



長くなりましたので、次回に続きます。

2013年2月17日日曜日

スノーストームがやって来る!(その3)

さて、スノーストームは過ぎ去りました。
ここに記録を残しておくと致しましょう。


・トータル積雪量:ボストン 24.9フィート(観測史上5番目の記録的なスノーストーム)。
・フライトの欠航:約4,200便(金曜日から土曜日にかけて;土曜日までローガン空港が閉鎖)。
・1978年のブリザード以来の" Travel Van(安全確保のために働く公務員の車輛等、許可を受けた車輛以外は運転禁止。運転したら免許取り上げ)"が出される。金曜の夕方4時から土曜日の夕方4時まで。
・停電:40万人に影響。あまりの嵐に電気会社も修理のためのスタッフを送れず。
・浸水あり。
・プリマス(Plymouth)のピルグリム原子力発電所は、オフサイト電源(原発から離れた所にある電源)がストップした後、原発も停止。公共には大きな影響無しとのこと。
・教会は日曜のミサに必ずしも来なくていいと教区民に勧告。
・雪で埋もれた車を父親が掘り出そうと除雪中、車中で暖をとっていた11歳の男の子が車中で一酸化炭素中毒で死亡。車体が雪に完全に埋まっていたため、ガスが車内に充満したのが原因と考えられる。父親も心臓発作を起こし現在治療中との事…(こういう場合、車を雪から完全に掘り出してから、エンジンをかけるようにとニュースサイトに書いてありました)。

★最後の坊やの事件はなんというか、予測不可能で本当に不幸な事件だったと思います。でも自分が同じ状況だったら、子どもを車で待たせて、エンジンかけて暖房をいれるって、絶対やっていただろうなと思うので、本当に他人事ではありません。
★個人的には、密かに原発がストップしてたのがちょっとびっくりでした



我が家のこうむった被害
・保育園が金曜日・月曜日お休み。土日はさんでまさかの4連休。
・4連休のため家にずっと小さい人たちがいる。家族で雪遊びに出かけるも、夫はズボンの腰から雪が入ったよお〜〜と早々に戦意喪失。仕方なく1人で小さい人たちと1時間ほど遊ぶが、雪の中では消耗するのか疲れが倍増。
・そのため、昼ご飯は2日連続で、近くのカフェで買ったサンドイッチ。
・昔からサンドイッチとは不思議と相性が悪く、普通量しか食べてないのに体重1キロ増。


我が家のこうむった被害その2
・火曜日、雪がまだ残るなか、ボストン市内のESL(英会話教室)にひいひい言いながら、小さい人(妹)と車で出かける。
・ESL休みでショックを受ける(雪の際は事前に電話で授業の有無が確認が出来るというシステムをうっかり忘れていたため)。
・仕方なく、同じく間違って来てしまった子連れの方と、Boston Commonで遊んだ後、近所の繁華街(Newbury St.)へ出かける。カップケーキの店で休憩する。
・アメリカンなカップケーキ(甘い)を2つ食べたため、さらに体重増。
・そのうえ、セールをやっていた店にうっかり立寄ってしまったため、お金をたくさん使ってしまう。

このように、いろいろな事があったスノーストームですが、恐ろしい事にまだ雪が溶けません。

路上駐車したいのですが、路肩に雪が積もっていて、なかなか停められません。
早く雪解けしてほしいです。

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全然関係ない話題をひとつ。

去年、生のクリスマスツリーを買って、その後どうしたか。
マンションのセキリュティオフィスに電話をしたら、引き取りに来てもらえました。
あっさりと解決でした。
(あっ、もちろん電話は一大ストレスでしたが)

以上です。
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コメントへのお返し♪
やま 様
本当に、諦めが肝心ですよね!こちらは「大雪が降りそう」という予報だけで、学校がお休みになったりしますからね〜。予報が外れたらどうするの?とちょっと思ったりするのですが。日本の人(特に東京の人)も休まないとね〜。日本人のメンタリティだと、雪が降るから早めに会社に行こう!となって、逆に大変なことになってるものね〜。
うちは、幸い地下の駐車場です。本当にこういう時は良かったです。路上駐車している車で、ちょっと雪かきをさぼったら、車に積もった雪が凍って氷のなかに車が閉じ込められちゃった状態になったりしたそうです。

いくこ 様
防災グッズ、といえば、家庭用の自家発電装置を持って来たんですよ〜。3.11の時に買ったヤツ。でも、コンセントが引っ越しのどさくさで無くなってしまい、まったく使えずがっかりでした。一応ちいさい懐中電灯は持って来たのですが…。今回も停電が結構あったのですが、うちは大丈夫でした。暖炉のあるお家なら、良いんでしょうけどね。暖房が止まったらどうしようかなあ…。

2013年2月10日日曜日

スノーストームがやって来る!(その2)


昨日に引き続き、スノーストームのお話です。
あちこちで2フィートの大雪!と書いてあります(2フィートは60センチくらいです)。

時系列に、どのくらい降ったか定点観測してみました!(一応理系だったから! )

2月8日の朝10時半くらい:降って来ましたねーー

2月8日の朝11時半くらい:意外と今日は早く積もるなあ

同日の夕方3時:このくらいならまだまだかな?

同日、夜6時。思ったよりは積もってないですね。


2月9日朝11時。あんまり積もってない…と思ったら、手前のベンチが埋もれてるう〜!!
最後の写真と最初の写真、比べてみてください。
今回は横なぐりの雪だったので、手前の吹きだまり側のベンチは、すっかり埋もれてしまってます。
ほほう〜〜、これなら大騒ぎする意味もちょっとはあるか?!

ベランダにもすっかり積雪。
ベランダに放置しておいた、引っ越し荷物入りの段ボールはおだぶつです。

東京では1月の雪の際、交通機関がストップして大騒ぎだったらしいですね(台風の時もそうですが)。そんな時東京の鉄道は脆弱、などと言われたりしていますが、ここ北国ボストンはどうでしょうか。わくわく。

・・・ボストンはあっさり「鉄道は金曜日の午後3時半で全部ストップ。月曜日を目処に復旧します」 と。
寒い地域だからといって鉄道が寒さに強いわけではなく、鉄道に対するみなさんの期待度が低いから、大騒ぎしたり、ましてやマスコミも叩いたりはしないのです。
目から鱗!
最初からあきらめてれば、がっかりもしない!
取れそうもない単位の試験は頑張らない!!
(他に良い例えがあったらお願いします)

あと、車も「病人を乗せた車と、パトカー以外は、すべて運転しない事をおすすめする」勧告が出ていました。

本当に「snowed in」で、一歩も家から出られない、という状況なんだなあ…と感心しきりでした。
買い出し、行っておいてよかったなあ〜。

☆お子さん方は別で、雪に埋もれて小1時間ほど遊んでいました。この他に何組か遊んでいる人々がいました。雪だと子どもと犬ははしゃいでしまうんですね〜。 ちなみに最高気温−8℃。

埋もれながら遊ぶ小さい人たち


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コメントへのお返し☆

おむ様
アメリカは、多分郊外の大きいお家の方なら、ガレージに巨大冷蔵庫があって1週間くらいの食料の備蓄があるのだと思うのですが、ここボストンは小さめの集合住宅が多くて(うちもアメリカにしてはとっても狭いです)、結構みなさんマメに買い出しに行くようです。しかも、今回の大雪は本当に「記録的!」と大騒ぎになってたので余計パニックをあおったのかも…。あと、停電の噂も飛んだので、ろうそくや懐中電灯も飛ぶように売れたとのことでした。






2013年2月9日土曜日

スノーストームがやって来る!

こちらは朝10時です。

今日は、どうやらマサチューセッツあたりは、「snowstorm」がやってくるという噂で持ち切りです。
噂、というか、先ほど雪がすでに降り始めました。
最初窓ガラスの汚れかと思ったのですが、まぎれも無く雪です。
昨日は夕方から降るなんて予報だったのですが、さっそく大はずれです。

(ところで、「雪で家に閉じ込められる」という表現は「snowed in」と言うそうです。
初めて知りましたが、英会話教室の先生とかフツーに使ってました。しかし今後もここ以外では使う事無いであろう)

英会話のクラスの人たちに行った方が良い!といわれ、昨日は近くのスーパーマーケットに非常用の買い出しに行きました。
駐車場は激混みでした。
水、パン、パスタ、野菜等を買い込みました。
日本では、インスタントラーメンが早々に無くなると思うのですが、こちらはパスタが無くなってたのが印象的でした。 (あと水を買うのは日本と共通ですね)
3リットル入りの水のタンクを、家の駐車場で落っことして壊してしまい、1つパーにしてしまいました。悲しかったです。後片付けはオットに押し付けました。

ひどい雪の日は保育園や学校もお休み、あるいは時短なのですが、学校は「今日はお休みだよ〜」という連絡があるらしいのですが、うちの小さい人の保育園からは特にありません。市内の公立の学校がお休みならお休み、ということになっています。
公立の学校の予定はテレビラジオで発表されます。
ネットで表示してくれれば良いのに!無いのです。
(保育園に電話して聞けば良いのですが、英語を話したくないのと、あんまりそういうことで電話する人が居なさそうなので…)

うちはもっぱらテレビを使うのですが、小さい人たちの要望で日頃から「Disney Junior」という、延々ディズニーアニメを流しているチャンネルに固定されているため、他のチャンネルにしようとすると、さっさと変えられてしまいます。

隙をみて、ニュース番組のチャンネル(4か5か7チャンネル)に変えてみました。

分かりますか?画面の下に「MethuenのSt. Monica Schoolはお休み」という表示があるのが。それにしても、こちらのニュースキャスターの女性は常にハンパ無くカメラ目線です。あなたが美人なのはよく分かりましたから、と言ってあげたくなります。

上の写真のように、学校(場所によっては保育園)の名前と、今日は休み(closed)、あるいは午前中だけ(only morning)などの表示がアルファベット順に1校1校でるのです。

上の写真では「S」ですが、例えば自分の学校が「R」で始まる場合、アルファベットが一巡するまでじーっと待っていないといけません。
マサチューセッツ州で警告のでている学校すべてを表示するので、A〜Zまで数10分かかります。
うちも、Bで始まる表示を待っていたのですが、よそ見をした隙に小さい人がディズニーに変えてしまい、いつの間にか「C」に・・・。
その時の絶望感といったら。

何か良い方法ないかと模索中です。

雪ですが、ぼんぼん降ってます、また事後報告いたします!

保育園についてもまた続きを書きます!


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コメントへのお返しです。ありがとうございます。

猫様
アメリカでは、共働きの人は不満をもちつつも、給料半分は保育園代に消えるのを覚悟で働いてるみたいです。年長さんになったら無料になるのでそれまで頑張る!という事らしいです。収入によっては減額してもらったり出来るみたいです。お弁当は本当に大変で、今日は寝坊したので、パスタにゆで卵に冷凍魚フライ(おそらく文句がでると思われる)ソーセージの、ノー野菜弁当!







2013年2月1日金曜日

保育園のこと

こちらの保育園探しには本当に苦労しました。
というか、まだ苦労は継続中です。

うすうす知ってはいたのですが、アメリカはとてつもなく保育料が高いです。
夫の友人が、産休あけの赤ちゃんを預ける時に、週800ドルシッターさんに払っていると聞いた時から嫌な予感はしていました。
(月、ではありません、週アタリ800ドルです)

 それは赤ちゃんだから、高いんだよねと自分に言い聞かせてましたが・・・

保育園のHPに行ってびっくり。
週あたりの料金が書いてあるのですが;

とある保育園のHPに掲載してある料金表その1。「Sibling discount」は兄弟割引の事ですが、週25ドルディスカウントされたって焼け石に水ですよ!!


とある保育園のHPに掲載してある料金表その2。今日申し込め!と書いてありますが、こんな高くちゃ申し込めないよ〜〜(涙)


たとえば上の保育園の、infantの1週間に500ドルだったら、4週間で2,000ドルになっちゃうじゃん!と思ったら、ノンノンノン、「5週間ある月もあるでしょ〜」と言われ、それじゃ2,500ドルになる月もあるじゃん!!と目玉が飛び出るとはこの事か、と思いました。
Toddlerで一番安くても300ドル。月に1200〜1500ドル。ため息がでます。

*ちなみに、Infantは(0〜1歳児)、Toddlerは(2〜2歳8ヶ月児)、Preschoolは(2歳9ヶ月〜3歳)、Pre-kinderは(3〜4歳)・・・くらいかな?保育園によって基準が曖昧みたいです。ただし、Preschoolの始まりは、なぜか2歳9ヶ月、としっかり線引きされてる所が多いように思われます。
*5歳児からはKinderに入れます(日本の年長さん)。これは公立小学校に附属してる限りは、無料です(私立のKinderはこの限りではないと思われます)。

ボストンの保育園事情については、吉田穂波医師(ハーバード公衆衛生大学院リサーチ・フェロー・医師)の、【産科医の海外留学・出産・子育て記】第6回 ボストンで保育園探しに大わらわ(http://www.blog.crn.or.jp/report/09/75.html)がすごく面白いうえに詳しいので、とても良かったです(この記事が渡米前にアップされてればなあ〜…)。共働きの医師という富裕なご家庭の方であっても、ボストンの保育園料金の高さにはカツカツの生活を強いられ、お昼を抜いたりされたそうです。


この中で、吉田医師は

「渡米前にインターネットでボストンの保育園を調べても、料金についてはいまいちピンときません〜中略〜たまに料金が表示されている保育園を見つけても 「あまりに高すぎて信じられなかった」からです。


と書かれていますが、まさに私もそう思ったのです。
上記の値段表をみても、何かこれは裏があるに違いない、せめて少々のディスカウントがあるに違いないと思ってしまいます。
だって、日本のどんなに高い保育園でも月10万円くらいがせいぜいではないでしょうか。
この吉田医師も、最高で3人のお子様に月50万円払っていた、と書いていらっしゃいます。50万円て…。
最終的には、職場の公的扶助を利用されて月12万円までに落ち着かれたということですが…。

どうもこちらの年齢の低い子どもをあずかる「公立」保育園が無いようです。
年齢が4歳(日本の年中さん)になると、公立小学校附属の保育園もありますが、料金はまったく安くありません。

幸い、うちの小さい人(4歳)の保育園はこれほど高くはありません。
ただし時間が短いです。8時から14時まで。
これは保育園ではなく、幼稚園に近いですよね。
この保育園は、渡米前にインターネットで日本から予約しました。
メールを書いて「入れてくださいませませ」とお願いしました。
おそらく、待機児童もたくさんいるだろうなと予測したのですが、実際その通りでした。
他に日本からメールでアプローチした園もあったのですが、本気で相手にされませんでした。悲しかったです。
日本から怪しいメールが来たよ、くらいに思われたらしいです。

お金の次に辛いのが、日本の保育園につきものの「栄養バランスのとれた、時に家のご飯よりおいしい、素敵なランチ」も無いのでお弁当を持って行かねばなりません。
まあ、お弁当については、お菓子やスナックを持ってくるなとか、野菜やフルーツは身体にいいよとか「両親の手引き(parents book)」に書いてある程度なので日本クオリティは求められていないのですが。
(ある保育園で、昨夜の残り物も良い。特にピザ等は好まれるなどと書いてありました。栄養的にどうなのかい?あと、それはこの手引きを作った人の好みなの?と思いました)

それでも毎日お弁当は大変です。日本の保育園にべったり甘やかされていた私にとっては、拷問です。何しろ日本では、晩ご飯まで当日の電話一本でお願い出来たのですから…。
今日は、寝坊したから、お弁当を持って行けなくてごめんね、とか小さい人に謝ってる夢を2度ほどみました。
こんな時においしいお惣菜を売ってる、コンビニとかあれば…と何回妄想したことでしょう。

保育園・家賃、がおそらくボストンで2大お金がかかるものだと思います。

ということで、つい熱くなってしまいましたが、まだまだ書き足りないので、また書きます。

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☆コメントへのお返しです☆

やま 様
いえいえ、海外暮らしは無理なんて、そんなことないです。
私が出来てるんだから大丈夫です。それにしても、先週は寒かったです。1℃に上がったら周りのみんなが「あったかくなったね」というのが、面白くて仕方ないです。
相当身体は鍛えられそうです。

全 様
うちの小さい人ですが、「ママはもうおばあさんじゃん」と私の写真を見てげらげら笑ってました。その後私のものすごい怒りの形相を見て「うそうそ、写真だけだよ!実物はかわいくてかわいくてしょうがないよ」などと言います。4年しか生きてなくてこれでは、今後が思いやられます。しかし因果応報という言葉が頭をよぎります。あと、これらですが、Facebookに載せるにはちょっと長いんじゃないでしょうかねえ?